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建設工事で土壌が汚染される?

怖い 六価クロム 地下水がアブナイ!!
 
建設施工時の地盤強化や発生汚泥処理、沼地・河川のヘドロ処理には、セメント系固化材が一般的に使われています。この材料は水和反応に起因する速やかな凝結・硬化作用〔 配合設計で、特にアルミネート相( 3 CaO・Al2O3 系固溶体 )の配合比率を高めれば、水和凝結が更に速まる。〕により、優れた固化機能を有し且つ安価ということから、建設土木用途には欠かせない材料となっています。
 
但し、残念な事に当セメント系固化剤には有害な六価クロム化合物が含有されています。この六価クロム化合物は、建設工事などで土壌が汚染されと含水中で容易にイオン化( Cr6+ )するので雨水に溶出し、時間の経過に伴って徐々に地下水脈に達し、広範囲に渡って地下水汚染を引き起こします。このことから土壌・地下水の汚染に関する第二種特定有害物質に指定され、0.05 ppm以下という厳しい溶出基準値が定められているのです。
 
よって平成12年3月24日付の「建設省技調発第49号建設省官房技術審議官通達」で、国所管の施工に対し、セメント及びセメント系固化剤を地盤改良に使用する場合、溶出試験を実施し土壌環境基準以下であることの確認が必要となっています。既に国土交通省では、平成12年4月1日より所管の建設工事の施工にあたっては、現地土壌と使用予定の固化剤による六価クロム溶出試験を実施しています。
 

何故に特定有害物質なの?

人の健康への影響が極めて強く、毒性被害の具体例としては各所皮膚炎、臓器障害等に加えて発ガン性もあります。特に急性という点では砒素、シアンなどと同列とされています。
 

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