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従来品(セメント系)から六価クロムが溶出する理由

セメントには、製造時に使用する焼成窯の耐火材であるクロム・マグネシアと原料間との種々高温熱化学反応を経て微量の六価クロムが生成し含有されています。
 
この六価クロムを含有するセメントやセメント系固化材を建設土木分野の各用途に用いると、土壌中の水や生コン製造時の水にCr6+となって溶解します。このようにして六価クロム溶出水が自然界へ流出した場合は土壌汚染を惹き起こす恐れがあります。
 
この六価クロムは人の健康への影響が極めて強く、毒性被害の具体例としては各所皮膚炎、臓器障害等に加えて発ガン性(発ガン物質として国際ガン研究機関及び米国環境保護庁に登録されている。)もあります。急性という点では砒素、シアンなどと同列とされていることから、各種法令で厳しく規制されています。
 
欧州全域ではEU-RoHS規制物質とされ、特に日本の土壌汚染対策法施行規則で定められた溶出量基準・地下水基準は0.05 mg/L以下で、現在市販されているセメントやセメント系固化材にとっては極めて厳しい数値といえます。
 

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